すべてがちょうどいい 福井の音楽フェス One Park Festival に行ってきました
タイトルの通りです。音楽フェスの第1回に行くという経験はなかなか貴重なのではないか…
チケットを取る
もとよりライブを見てみたかったceroの出演告知がきっかけでした。そもそも福井市の駅前、市内ど真ん中の公園で音楽フェスをやるということも知らなかったのですが(なんといっても第1回です!)、アーティストラインナップの面白さ、自宅からの近さ…滋賀県北部から直通で行ける!、街なかというアクセスの良さに惹かれ、チケットを取るのに時間はかかりませんでした。
開催日は7/6,7/7の2日間。
参加アーティストはこちらです。
ARTIST | ONE PARK FESTIVAL 2019
しっかり聴いているアーティストはあまりいません。mabanuaのソロ名義と藤原さくらのバックバンドでライブを見たことがあるOvall、10年前のCOUNT DOWN JAPANで見たSPECIAL OTHERSぐらいでしょうか。さすがに名前は知ってるという人はもっといますが音源単位で何回も聴いたという感じではない。ウルフルズやクレイジーケンバンド、きっと楽しいだろうな…というのはあります。
さて、Spotifyに予習用のプレイリストないかなと検索したらありました。
先月は神戸のネコフェスなるサーキットイベントに行ってきたのですがそちらでも出演者の楽曲をまとめたプレイリストがありました。フェスを通して聴く音楽が広がるというのはこれまでもそうですが、サブスクを介すればものすごく手軽にそれができるんですね。
ワンマン行くほどじゃない、気になってはいるけど音源購入するほど優先できないとかあるわけで、サブスクという形態がもたらすものはやはり大きいなと感じます。
サブスク以前はだいたいレンタル屋を利用してきましたが田舎の店舗だとラインナップも豊富とは言えず、それだけでは物足りないわけです。もっと早く導入すればよかった。もはや自分にはライフラインのような存在になってしまいました。
さてプレイリストを聴いてみると確かに広い意味でのダンスミュージックというか、グルーヴ重視のラインナップでした。
その辺のコンセプト的なことについてはインタビュー記事がありました。
初見の人でも問題なく楽しめる、ダンスを喚起するとありますがプレイリストを聴いていると一気に楽しみになりましたね。2日通しで13,800円、安くはなかったけどどういう内容になるかは分からなくとも軽く元は取れそうだなと。
アクセス
福井までは自宅近くの駅からも直通の便が出ています。1時間ちょっと。大変助かります。京阪神からだとやや遠くなりますがサンダーバードでスッと来られますね。
都市型と言いますが、福井駅からのアクセスが良い。良いなんてもんじゃない。なんと歩いて10分かかりません。本当に福井の街のど真ん中です。
城址に役所があり、その隣の公園。場内にいてもビルが並びお濠がある中ステージが建っており、なかなかおもしろい景色が見られます。
ここまでの市街地でやる野外音楽フェスは珍しいのではないかと思います。近隣の方から騒音に苦情が寄せられたりしないのかなと思いましたが少なくとも1日目が終わった時点でそういうことはなかったそうです。行政側も乗り気だったそうですから(市長のあいさつが開演前にあったのが良かった)、そういう理解を得る努力もしっかりしていたのかなあと。
会場の出入りは自由。外のお店でご飯食べられるし、フェス価格でやっている会場内の屋台を避けて近くのコンビニで飲み物とかを買うこともできます(フードとアルコール類は持ち込み禁止ですが)。当然近くにホテルもあります。自分は中抜けしてチェックインしシャワーを浴びて横になって、日が落ちてから再出動するということもありました。この辺の利便性すごいです。
会場出てすぐのところに屋台であったりBBQのテントなんかがあり、サザエが焼かれたりしていました。音漏れを聴きながらやるのもまた…大変良さそうですね!
会場
ステージはメインの大きいやつ=Park Garageと直径10メートルほど?のドーム状のテント=Dome Livingの2つがあり、交互に演奏が行われました。
Dome Livingはその小ささもありDJセットとかピアノの弾き語り、バンドでも小編成のアーティストが多かったでしょうか。それでもしっかりテントの前にたくさんの人だかりが踊っていて良い雰囲気ができていました。
公園のキャパに対して人が多すぎるということもなく過ごしやすかった。
ただ想定外に晴れた分、昼の2時3時とかになると結構暑さにやられたので日陰がもう少し欲しかった気がします。テントも張られてたけど当然のように満員状態だった。水分補給はしすぎることはない。
1辺150m未満とこじんまりした会場で屋台やトイレに行くのも困らないし、隣のステージにもすぐに足が届きます。移動にめんどくささがない。
出演者の音楽性をとっても激しく縦ノリするようなものはなく、なんというか…全てがちょうどよいフェスだったのではないでしょうか。客層は子連れから比較的年配の方まで幅広く、平和な空間でした。これはアクセスの良さによる部分も大きいのかもしれませんね。
2日目の夜に来年の開催が告知されました。僕は福井という文脈を共有していない人間で、こういうことを思うのも珍しいですが嬉しかったです。この内容ならばまた迷わずチケットを取るぞと思えました。
ご飯(GoogleMap開きます)
公園のすぐ西側が繁華街なので打ち上げなんかにも困らなそうです。僕はソロ参加なのでこういうラインナップですが…(どこに行っても中華屋は概して安く、そして入りやすい)
アーティストいくつか
細かなことは覚えていませんし、あまり個々のパフォーマンスについて述べることはできませんが…
初日のトリ。恥ずかしながら全く履修していませんでしたが…彼らがすべてもっていってしまった。音楽とシンクロした映像(映像演出入ったのはコーネリアスだけ!スペシャル!)や照明効果が視聴覚にバチバチ来ました。こういうフェスで見られてよかったです。
Poly Life Multi Soulはやりませんでしたがめちゃめちゃ楽しかった。マイ・ロスト・シティーが一番好きな曲になりました。その場でZeppのライブBDを注文し、Tシャツを物販で購入しました。
野外ライブでスペアザを見た人間と見たことがない人間。僕は見た人間になれました。
他にもイカしたパフォーマンスが揃っていて僕はだいたい踊ったり芝生に座り込んでました。SOILとか見てて思いました、サックスってかっこいいですね。