nozzey18の日記

気軽に書こうと思います

2020年に聴いたaikoの曲10選

サブスク解禁以来aikoばかり聴いてきた1年でした。

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2位:Ovallの8倍聴いたらしい

テレビをほとんど見ない近年はどんな曲を作ってるか全く知らず、アルバムを通して聴くのも初めてでしたがSpotifyにある曲はだいたいざっと聴けました。あまり新しくアーティストを探して聴くことはなかったけどaikoがとても楽しかったので2020年は全てオッケーです。

 

今まで生きてきた中で一番人間関係をやった1年だったのですが(告白すると8月からマッチングアプリからの交際が始まったり友人関係もありました)、そんな中でaikoの複雑な情緒が表現された音楽に感じ入ることは多かったし、「おれの中にaikoがいるのだ……」と思うこともしばしばでした。

何も恋愛の喜びや不安・苦しみに限らず、人間の抱える孤独・寂しさとかもっと広い意味での愛、優しさとかが含まれていて「わかる」「いいな」と思える部分が多くありました。

楽曲の持っているストーリーを拾って表現する歌のパワー、ソウルやブルースの匂い、一定の範囲からはみ出すことはない中でのアレンジの多彩さもあり、デビューから20年以上経ったアーティストに今更ながら、しかしいいタイミングで出会うことができたと感じています。

 

 

この曲いいな〜というものでプレイリストを作っていくと簡単に100曲を超えてしまったのである程度厳選したものを作りました。その中で10曲にコメントを付けることで10選とします。

全64曲。This is aikoは62曲だよ。

 

 

1. キスでおこして

16ビートのaikoだいたい大好き。とにかく歌い倒してる曲、だいたい大好き。

この曲の「もっと大きな愛でつつんでぃよ〜」のような発声のずれ、クセとか『花火』など多くの曲で聞ける微妙な音程のフラットがなんとなく聴いている中でもフックになってくると思う。

サビに入るまでがドラマチックというか、もう爆発してますよね……。

一年で一番多く聴いた曲でした。

2. ひまわりになったら

恋人という関係が終わっても互いに心の拠り所であって繋がりは残っている、という。アレンジのシンプルさもあってとても素直な曲に聞こえる。

「ベッドに微かな あの子の匂い残ってるぅー↓」がいい。

「あの子の前で死ぬ程泣いた それが恥ずかしくなかった / だからそうよ あの子はあたしにとって なくてはならないものね」そうか……

3. うん。

ニューヨークのイメージがある。スキャットが炸裂しまくっており、好きな曲でないわけがない。アメリカのaikoを好みます

4. 秘密

この曲で語られる感情は明らかに重い。「どこにいても思い出して」だよ。しかし誰かのことを思う時に相手も自分のことを考えていてほしいという願望は、私にはわかる。その打ち明けがたい重さを「そっけないふりでごまかす あいしてる」という……。

スケールの大きいオケと歌(もはや叫びにも聞こえる)に感情の計り知れなさ、深淵を感じずにはいられない。一番好きな曲と言ってもいい。

 『秘密』はアルバムとして大変好き。『学校』『恋道』はニューオーリンズとか南部のaikoだし。他にもオンラインライブ:LLR別2の『星のない世界』『約束』はハイライトのひとつだった。名曲ばかり揃っている。

5. あなたを連れて

結局人間は一人でしかないというのは恐らく正しいけども、それでも諦観や虚無に陥りたくはないし、自分には人間が必要なのだという(今年になってやっと得た)実感にぴたりとハマるような曲だった。

恋愛についての歌が多いけれども、それ以前に人間という存在の孤独や寂しさがベースにある人なのだなと感じる。

6. 君の隣

ファン・ライブのことを思って書いたという曲だそう。こういう送り手と受け手の関係性をかなり信じられるようになったと思う。声優さんに手紙書いたりしたし。歌う意味について自覚的というか、この人ファンのことが本当に大好きなんだなというか…端的に言って泣いちゃう。

LLR別2でチケットと銀テープと一緒にアンケート用紙まで送られてきて(いずれライブに来た時に投函してね、とのこと)大好きになっちゃった。2021年はライブに行ってみたい。

7. 蝶々結び

ワウギターとラッパとヴァイオリンが良すぎる。『暁のラブレター』、完全無欠の名盤である。

8. シャッター

「逢えないわけじゃないけど今は逢いにゆけない / もう少し自分を見付けたら 電車に乗って 橋を越えて」と最も感情が高まる瞬間に具体的な光景を提示される。コーラスの歌詞の変化もあって濃いストーリーを感じられて好きな曲。

9. リップ

シングル『シアワセ』の2曲目。

名リフ。キーボードとaikoの声が重なる間奏が気持ちよい。何回も聴きたくなる。3曲目、ニューヨークのaiko『朝の鳥』もここに挙げておきたい。

アルバムをある程度聴き終わったらB面集プレイリストを作って聴いていたけどこれも楽しかった(プレイリスト終盤にまとめている)。『小鳥公園』とか『前ならえ。』とか……

10. be master of life

背筋が伸びる想いがする。

 

10曲は以上となります。

初期のものとか特にそうだけどまだまだアルバム聴き込めていない段階だし(桜の木の下の頭3曲が連続してるのなんか恥ずかしいな)、これからも色々発見がありそうです。

 

最後に

人が何かについて語る時は自己について語る側面が必ずあるけれど、人がaikoについて語る時はより深い部分について語らなければならないと感じました。