今こそ俺たちはパフェを作ろう
外出を自粛せよと言われどこにも出掛けづらいご時世(我が自治体では通院・通勤・買い出し・田んぼ以外で出かけるなと毎日放送が流れている)、我々にできる楽しいこととはなんだ。そう、パフェを作ることだ。
自分でパフェを作って食べることは確実に人生を豊かにする。ファミレスや喫茶店のパフェも良いが、こういう状況ならば君もDIYにチャレンジすべきである。
私が作ったパフェだ。ホイップクリームが少し足りなかったが、きちんと彩りがあって見た目でも楽しめるものができたと自負している。
パフェの良いところはいくつかある。
火やオーブンを使わない。買ってきたものの組み合わせだけで完成する。入れたいと思ったもの、好きなもの、たまたま家にあったものを使える。手軽であり、自分の好みにアセンブルできるのだ。食べておいしいことは言わずもがなである。
パフェ作りに決まりはないし、自由だ。Twitterで「パフェ 作った」と検索すれば様々な形態のパフェが作られていることがわかる。この検索はおすすめだ。
ここではいくつかの外さない具材を紹介しよう。私はカラオケ屋のバイト時代にそれなりの数のパフェを作った経験があるが、かなりの部分それがベースになっている。
今回私が使ったものはこれだ。チョコパフェのつもりでチョイスした。
1.ホイップクリーム
パフェといえばホイップクリームは欠かせないと思っている。現在の状況下でお菓子を作る家庭が増えているのか、スーパーを2軒回っても見つからなかった。家で生クリームを泡立てるのは大変である。こうした既製品を使うのがよい。
グラスに盛り付ける時はしっかり外周部にくっつくようにすると見栄えがよい。ヨーグルトで代用することもできるだろう。
余ったらコーヒーに入れるなどして使えばよい。
2.アイス
多くのパフェで主役になるものがアイスである。好みのフレーバー、好みの商品を使うとよい。チョコパフェなのでチョコクッキーにしたが、マンゴーやイチゴのようなフルーツに合わせるならばバニラやヨーグルト風味も合うだろう。
深いグラスならば下段と上段で2玉盛り付けるとバランスが良い。冷凍庫から出してすぐだと固いので、少しばかり時間をおくか電子レンジで低出力・短時間(20秒程度か)温めるといい。
アイスの蓋でスプーンを押さえつけて形を整えるんだ。
パフェにはザクザクした食感のものがあると楽しい。コーンフレークを使うものという認識だったがカラオケ屋ではこれを使っていた。
シリアルを使うと体積を増やしやすく見た目のボリュームが良くなる。日常的に消費しやすいので入れて損をすることはない。
4.冷凍フルーツ(マンゴー、ミックスベリー)
保存性の良い冷凍フルーツを使う。生のものを使うよりも安く済むと思う。凍ったまま使えばいいのでお手軽だ。グラスの中程と一番上に盛り付けた。
例えば生のイチゴを使う場合は半分にカットして、グラスの外側に断面を見せるように入れると美しい。今回はマンゴーが彩りの面でかなり良い仕事をしてくれた。
5.バナナ
チョコパフェといえばバナナが必要だという認識がある。バナナも日常的に消費しやすいのでとりあえず買って間違いはない。
一番上に生のフルーツが乗っているとパフェが美しく見える。だが生のフルーツを買うと往々にして包丁を使う工程が増えるものだ。面倒であればなくてもよい。パフェはすべてを受け容れる。
マンゴー等の缶詰も手間が少ない。君の好きなものを使うがいい。
6.オレオ
底の方に適当に切ったもの、上面に半分に切ったものを配置した。間違いなはずがない、オレオなのだから。
カラオケ屋のチョコパフェには出来合いのチョコレートブラウニーを切って入れていた。こういう既製品のお菓子をそのまま使うのも楽しい。源氏パイ(どこかの喫茶店で食べたパフェに乗っていた)とか、ポッキーを刺してみるとか、君の創造性を発揮するところだ。これがあると嬉しいというものが君にとっての正解だ。
7.チョコレートシロップ
グラスの一番底と、上面の仕上げに使っている。カラオケ屋のイチゴパフェはいちごソースを同じように使っていた。コーヒーゼリーやフルーツゼリーを使うのもいいだろう。
8.その他
刻んだアーモンドなどがあるとお洒落になる。
重要なこととしてはグラスである。こうであれという決まりはないが細めで背が高めのものだとお店のパフェらしくなるのではないかと思う。私は今回Seriaでグラスを買った(ピルスナーグラスだ)がサイズにも(容量300ml程度)盛り付けやすさにも問題はなかった。
背が高いグラスを使うならばパフェスプーンも用意しよう。食器といえば100均で何でも揃う。
盛り付けも具材も、全てが自由だ。何者も君を拘束しない。さあ、行くがいい。